第56章
平野 和・小百合
~Valentine DUOコンサート~

2019.2.11(月・祝)
一部 13:30
二部 16:00
満員御礼!
小雪が舞う3連休最終日、2月11日銀座でちょっとクラシック第56章、平野和&小百合さんご夫妻のヴァレンタインDUOコンサートが行われました。
和(やすし)さんは2008/09シーズンから、ウィーン・フォルクスオーパーと専属歌手として契約。2012年の新演出版「フィガロの結婚」タイトルロールをはじめ、在籍10シーズンで約350公演に出演。日本国内では新国立劇場の「ドン・ジョヴァンニ」(レポレッロ)、「アイーダ」(エジプト王)、2019年1月シュトラウス・フェスティバル・オーケストラのソリストとして日本ツアーを大成功に終えられ。今、最も活躍が期待される若手バス・バリトンのひとりです。
小百合さんはソロピアニストとして活躍されると同時に、世界各地の国際声楽コンクールの伴奏を務められ、グラーツ国立音大、ウィーン国立音大の講師でもあり、ご夫妻ともウィーン在住です。今回ご家族で帰国され、アットホームなサロンコンサートを開いて下さいました。
前半はアンリ・デュパルクの作品。デュパルクはフランス後期ロマン派の作曲家ですが、神経衰弱を病み、作品の大部分を自ら破棄してしまいました。残された作品は40曲足らずですが、17曲の歌曲はいずれも珠玉のような名作です。
1曲目、デュパルク “悲しき歌”
 “ロズモンドの館”
小百合さんのピアノソロで、ドビュッシー “版画”より“塔”東洋のガムランにインスパイアされて作曲された作品。そして デュパルクに戻り、 ”旅への誘い“ボードレールの詩をもとに作曲された美しい曲。
後半はブラームス 。ブラームスは4つの交響曲や協奏曲で有名ですが300以上もの歌曲をを作曲しています。
“落胆” “夏の夜” “月の光”
ブラームス最晩年の小品集より ピアノソロで、間奏曲とロマンス Op.118-4&5 。最愛の人を想い浮かべながら、聴いて下さいとの小百合さんのトークと演奏に深い大人の愛を感じました。
そして ブラームス歌曲“涼しい森 ” “便り” を2曲。平野和さんのよく響く深い声が沁み渡ります。
アンコールにはブラームスの”サッフォー風領歌” 第2部ではさらに小林秀雄”落葉松”を聴かせて下さいました。
愛に満ちたコンサートの幕が降りました。寒い中、駆けつけたお客様も、温かな気持ちでおかえりいただけた事と思います。素敵なご夫婦の今後のご活躍を期待します。
☆24日日曜日、13時、渋谷道玄坂、eplusリビングルームカフェにて平野和さん、小百合さんのライブがあります。ミュージックチャージ500円。お食事をしながらクラシック音楽を楽しまれてはいかがでしょう♫


デュパルク : "悲しき歌" "ロズモンドの館"
ドビュッシー : 版画より "塔" piano solo
デュパルク : "旅への誘い"
ブラームス : "落胆" "夏の夜" "月の光"
ピアノ小品集より "間奏曲 " "ロマンス" piano solo
"涼しい森よ" "便り" 他


Profile
平野 和
日本大学芸術学部音楽学科同大学を首席で卒業、卒業時に学部長賞受賞。
2000年オーストリア・ウィーン国立音楽大学声楽科へ入学、2003年同大学声楽科修了後、2007年同大学大学院オペラ科を首席で卒業。末芳枝、R.ハンスマン、R.ホルの各氏に師事。オペラではバロックから現代にいたるまで広範囲をレパートリーとし、ウィーン国立音大在学中より数々のオペラに出演。2004年ドイツ・ラインスベルク室内歌劇場国際コンクールで入賞、同オペラ主催の夏の音楽祭で世界的演出家ハリー・クプファー演出のヘンデル作曲「オットーネ」エミレーノ役に抜擢される。また、2006年夏にはザルツブルク音楽祭、ブレゲンツ音楽祭にソリストとして相次いで出演。コンサート歌手としてもバッハ、モーツァルト、シューベルトなどのミサ曲・カンタータ・オラトリオのソリストを数多く務め、ウィーン楽友協会、ベルリン・フィルハーモニーなど主要なホールに客演。

平野 小百合
武蔵野音楽大学大学院ピアノ科修了後、伴奏者としての研鑚を積むためウィーンへ留学。私立ウィーン音楽大学(旧ウィーン市立音楽院)伴奏科にて、歌曲伴奏法・室内楽奏法、その後文化庁新進芸術家在外派遣研修員としてオペラコーチングを修士課程において学び、全科首席で修了。ピアノを中河幸、サリー・サージェントの諸氏に師事、伴奏法をキャロリン・ヘイグ、クリスティン・オカルンドに師事。在学中、フーゴー・ブライトナー奨学金を授与。第23回ベルヴェデーレ国際声楽コンクール・コレペティツィオン部門にてベーゼンドルファー特別賞を受賞。
ベルヴェデーレ国際声楽コンクール、Competizione dell’opera公式伴奏をはじめ、アン・デア・ウィーン劇場やウィーン室内オペラなどでコレペティトュアとして活躍中。オーケストラピアニストとしてウィーン交響楽団やフォルクスオーパーオーケストラと共演。フォルクスオーパーでの“青髭公の秘密”ではピアノソロを担当、新聞紙上にて賞讃される。またソリスト、歌曲伴奏者、室内楽奏者としてヨーロッパ各地ならびに日本にて演奏活動を行っている。ウィーン舞台芸術協会ホールにてピアノソロリサイタルを開催。オーストリア国営放送テレビまたラジオに出演。J:opera主催子供のためのオペラ“長靴をはいた猫”、“シンデレラ”(マスネ)にて音楽監督を務める。センメリング夏期音楽祭やチロル音楽祭に出演。
グラーツ国立音楽大学声楽学科講師、ウィーン国立音楽大学教育学科ならびに教会音楽学科をへて現在同大学声楽学科講師。ウィーン在住。